・紹介するウィキペディア記事:”ヘンペルのカラス”

こんにちは。シュミペディアンの6103です。最近Nintendo Switchを買いました。

 

さて、今回紹介する記事は”ヘンペルのカラス”です。

突然ですが、あなたはエライ政治家の秘書です。

敬愛する先生に、「カラスは白いと思うのだが、君は何色だと思う」と聞かれたらどう答えますか。

敏腕秘書は「はい。真っ白です!」と断言するらしいです。

この話が正しいかどうかは置いておいて、今回はそんな白いカラスについてのお話です。

ウィキペディア内で書かれていることを、僕なりに解説していきますね。

 

カラスのお話

恐らくカラス=黒という認識は世界共通で存在すると思いますが、地球上に存在する全てのカラスが黒いかと聞かれると証明することは難しいです。

もちろん、アルビノのカラスのように、黒くないカラスは実際に存在するので、カラスが全て白いかと聞かれると答えはNOなのですが、今回は話を進めやすくするために悪の組織に家族を人質に取られて、「地球上のカラスが全て黒い」と証明しなければならなくなったと仮定します。

 

一体どうしたら「全てのカラスは黒い」と証明できるのでしょうか。

方法は2つあります。1つ目は「全てのカラスを捕まえて、全部黒いことを確認する」方法。

そして2つ目の方法は「全ての黒くないものがカラスでないことを確認する」方法です。

2つ目の「全ての黒くないものがカラスでないことを確認する」方法でも「全てのカラスは黒い」と証明できる、というのはすぐにはピンときませんが、論理的には正しいとされています。

説明が面倒なのでしませんが、一応高校の数学で習う対偶という関係で説明ができます。

どちらも非現実的な証明方法ですが、もし仮にこの2つ目の「全ての黒くないものがカラスでないことを確認する」方法で「全てのカラスは黒い」ことが証明できたとすると、不思議なことが起こります。

カラスを1度も見ることなく、カラスについて説明出来てしまうのです。

スゴイ違和感。

童貞が語るセックスみたいな感じ。

しかもこの場合、その論理は正しいのです。

「カラスって黒いんだぜ!俺カラス見たことないけど。」と言われても、論理的には正しいと言えてしまうわけです。

多分、全ての黒くないものがカラスでないことを確認する過程で、黒いカラスを見ることになるとは思いますが。

この、正しいのに直感的に違和感を持たせる論法の存在を示した「ヘンペルのカラス」です。

 

注釈の画像がちょっとヘン

この「ヘンペルのカラス」の話も好きなのですが、個人的にこの記事のオススメポイントは右側に表示される画像の説明文です。

この記事にはリンゴ、カラスミ、イカスミのパエリアの画像が貼られており、それぞれに説明文が付けられています。

以下はそれぞれの説明文と画像を、wikipediaから持ってきたものです。

・リンゴの画像



黒くないもの(リンゴ)をつぶさに調べ、そこに赤や緑や黄色のカラスが混じっていないか調べればよい。黒いリンゴを調べる必要はない。

リンゴの説明はヘンペルのカラスの英語版(Raven paradox)の記事にも存在するので、翻訳する際にそのまま持ってきたのでしょう。

問題は、その次に、カラスミの画像があることです。

 

・カラスミの画像


黒くなくカラスでない(カラスミ)

 

説明文、腹立つ。カラスとカラスミ、似てるだろ?と言わんばかり。

なんだかちょっとうまいこと言ってやった感が出てます。なんか腹立ちますね。

 

そして、次の画像がこちら。

 


黒いものがカラスミかイカスミかを調べる必要はない。

 

続いて、「イカスミ」まで登場させてきました。調子乗ったなこいつ。完全に調子乗ったな。

 

「カラス」に似た響きの「カラスミ」を登場させたばかりか、「カラスミ」に似た響きの「イカスミ」まで登場させてきました。

 

カラスとカラスミ、そしてイカスミをかけた激ウマギャグ(?)の裏に編集者のドヤ顔が透けて見えてイラっとさせます。

 

ウィキペディアの記事は、時々画像の説明文に面白いものがあるので皆さんも記事を読む際には、画像の説明文まで全部読んでみてはいかがでしょうか。

以上、ヘンペルのカラスの記事紹介でした。

 




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